- 日 時 :
2025年9月30日(火) 10:40~11:30 - 会 場 :
本校コナコピアホール - 対 象 :
GAコース 中学3年生・高校1年生・高校2年生 - テーマ :
Culture, Community, and Healthy Aging
「文化とコミュニティから見る健康的な高齢化」 - 講 師 :
Ms. Qiuyi Liu
Doctoral Student (DrPH Candidate)
Department of Social Epidemiology Kyoto University Graduate School of Medicine
今回は京都大学大学院医学系研究科からQiuyi Liu先生をお招きし、「Culture, Community, and Healthy Aging」と題したグローバルセミナーを実施しました。
はじめに先生のご出身である中華人民共和国・四川省について紹介いただいた後、本日のテーマである「文化とコミュニティから見る健康的な高齢化」についてお話いただきました。どのようにして研究テーマに具体性を持たせていくかの流れが非常に分かりやすく示されており、生徒は大変興味深く耳を傾けていました。
受講した中学3年生からは、”This is the first time I learned about China’s health and welfare issues. I discovered that China, with its large population, is facing similar problems to Japan.(中国の人口問題と福祉問題について初めて知りました。人口の多い中国が日本と同様の問題に直面していることを発見しました。) ”というコメントがありました。
また高校1年生からは 「1人で暮らしている高齢者に関して、健康であるということは、ただ身体の状態が良好ということだけではなく、色々なコミュニティに参加することで初めて成り立つということが科学的に実証できていることに感銘を受けた」 というコメントがあり、Well-beingという大きな概念に関して社会疫学的なアプローチで実証研究されていることに驚いた生徒もいたようでした。
高校2年生の感想には、”I thought it was a unique idea to encourage the elderly to visit a library in order to decrease their loneliness.(高齢者の孤独感を軽減するために図書館への訪問を促すというアイデアはユニークだと思いました。)”という意見や、「高齢者もどの世代でも楽しめる社会の構築が私たちの課題研究が目指すところなのかもしれないと感じた。」という、課題研究の本質について考えを巡らせたコメントがありました。
今回のセミナーで本校生徒に素晴らしい学びの機会を提供してくださった講師のQiuyi Liu先生、京都大学大学院医学研究科社会医学健康系専攻の先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。


