• 2025年9月26日(金)15:40~17:10
  • 大阪医科薬科大学薬学部 臨床薬学研究センター 特任教授 安井友佳子先生
  • 「臨床現場で活躍する薬剤師~薬のプロにまかせなさい~」

 9月26日(金)放課後、基礎薬学講座の第3回を開催しました。今年は受講生が多く、今回も60名を超える生徒が参加しました。
 第3回は臨床薬学教育研究センターから安井友佳子先生をお招きし、「臨床現場で活躍する薬剤師~薬のプロにまかせなさい~」と題して講演をしていただきました。
 安井先生はこの春まで長年にわたり、堺市の大きな病院の薬剤部に所属されており、チーム医療の一員として活躍してこられました。現場でのお話しともに、近年問題になっている「多剤併用」や「薬剤耐性菌」だけでなく、薬剤師が行う臨床研究についても紹介していただきました。

 

受講した生徒の感想

  • ご講演ありがとうございました。あまり知らなかった薬剤師さんの具体的な仕事内容や、生活を知ることができて良かったです。処方カスケードという現象についてとても興味を持ちました。また、医療を専門的な人ごとのチームで行っていると知り、おもしろいと思いました。
  • 講義ありがとうございます。チーム医療というものに興味を持ちました。薬剤師はチームに不可欠なものだと知り、母が免許を持っているのでチームに所属したことがあるのか聞いてみます。
  • 薬剤師はすべての医療チームに必要だったり、薬剤師の診察のおかげで患者が苦しんでいる原因が分かったりすると聞いて薬剤師はすごいなと思いました。今まで薬剤師というのは薬の調節や保管などをするだけなのだと思っていたけれど、こんなに人を助けることができる職業なのだと知って薬剤師になるのもありだなと思いました。
  • 医療はチームで行うことで処方カスケードやポリファーマシー、原因不明の病気などに対応することを学びました。副作用に対抗する薬をどんどん服用していき、多くの薬を飲むことが高齢者になると増えていくことや、それによる有害事象リスクが高まることを初めて知っておどろきました。
  • 前回の基礎薬学講座ではあまり薬剤師の活動域については触れられなかったので、医療系の仕事について一つ知識が深まりました。私自身文系でおそらく医療の道には進まないと思うのですが、とても面白かったです。改めてありがとうございました。
  • 私も薬を多く飲んでいて、薬への興味がもとからあったため面白かったです。言葉では聞いたことはあっても詳しいことは知らないことがいっぱいあって、それを知ることができて嬉しかったです。高齢者のリスクが高かったり、薬剤師の重要性を改めて知ったりでき、日頃からお世話になっている病院がほんとうにすごいものなんだなと認識できて楽しかったです。
  • タイトルを見たときからとても興味を持っていて、お話を聞けてとても勉強になりました!耐性菌についてたくさんのことを知ることができました。処方カスケードの錠剤の量が意外とあることを聞き驚きました。進路の参考にしたいと思います。
  • 私は製薬会社での新薬開発に携わりたいと思っているのですが、現場のことが知れて、薬が活躍するところを明確に想像して開発に取り組むべきだと思いました。
  • 長い間実際に現場で働いていたからこそ分かる現状や仕事内容など、将来のことを考える一つの良い情報になりました。私たちが普段お世話になっている薬剤師さんの中でもたくさんの資格や種類があることにおどろきました。仕事のことだけでなく薬についてもとても詳しく分かりやすく説明してくださってとても面白かったです。本日はありがとうございました。