6月10日(水)、大阪工業大学の樫原茂先生をお招きし、SSセミナー「フィジカルAI時代の情報科学―生成AIは現実世界をどう動かすのか」を開催しました。セミナーには、AIやドローンなどに関心のある様々な学年の生徒が参加し、AI分野の時事的なお話やフィジカルAIに関するお話を中心としたご講演内容に、熱心に聞き入る生徒たちの様子が印象的でした。
 講演の序盤では、ChatGPTやGemini等の身近なAIをきっかけとして、近年のAI分野の動向についての理解が深まるようなお話をしていただきました。中盤には、AIと実世界を組み合わせたフィジカルAIの設計・製作について、開発のプロセスや注意点を具体例とともにご紹介いただきました。生成AIが実はプログラムで、パラメータを制御してチューニングすることが必要であるという専門的なお話もあり、課題研究にも応用可能な視点として理解が深まりました。
 終盤には、音声指示をもとに生成AIがプログラムを作成し、ドローンを飛行させる実演が行われ、一部の生徒が操作体験をする機会もありました。講演のまとめでは、今後のプログラミング学習においてはコードの理解や簡単な修正力が依然として重要であること、さらにフィジカルAIを正しく機能させるためには論理的思考力が不可欠であることが強調されました。
 本セミナーは、先端技術への関心を高めるとともに、学びの方向性を考える上で有意義な機会となりました。