SSセミナー「リハビリテーション学部で学ぶこと。~フレイル・サルコペニアの予防~」

 夏期休暇中ですが、7月30日(金)10:30~11:45にSSセミナーを開催しました。講師は、関西医科大学リハビリテーション学部理学療法学科長 池添冬芽教授で、演題は、「リハビリテーション学部で学ぶこと。~フレイル・サルコペニアの予防~」でした。

 関西医科大学は2021年4月に、リハビリテーション学部を新設しました。最新のリハビリテーション機器を備えているそうです。

 池添先生は京都大学で長年、理学療法士として、研究者として活躍されてきた方です。理学療法士、作業療法士の仕事、対象の違いなど、分かりやすく説明していただきました。いずれもAIが普及しても、就職には困らない仕事だそうです。

 フレイル(心や体の機能低下が生じ、弱まってきた状態)は、早期に発見し、対応することで、再び健康な状態に戻れるそうです。先生ご自身が研究してこられた実験データを紹介していただきました。健康寿命の延長のためには、積極的な体力作りが大切、いくつになっても運動によって効果がある、運動は継続が大切、自分にあった運動習慣を作ることが大切だそうです。

 受講生は中2~高3の24名(中2が1名、中3が12名、高1が2名、高2が8名、高3が1名)でした。「とても分かりやすかった」という感想が多かったです。また、今回は受講生の意識が大変高く、後半の質問タイムがとても活発でした。

生徒の感想
  • 中2:大事な所が分かりやすく、イラストが多かったため、とても分かりやすかったです。おじいちゃん、おばあちゃんに今日教わったことを教えようと思いました。とても分かりやすかったです。
  • 中3:リハビリの詳しい話は今まで聞いたことがなかったので、とても興味がわきました。リハビリにこんなに種類があるのにもとても驚きました。これから高齢者がもっと増えるこの時に、介護や筋肉の話が聞けて良かったと思います。ありがとうございました。
  • 中3:本日は貴重な講演ありがとうございました。理学療法士・作業療法士という職名は知っていましたが、職の内容などは知らなかったので、今回話をお聞きして、かなり幅広いものだと思いました。また、フレイル・サルコペニアに関しては、現在勉強していてすでに知っていたが、サルコペニアの適切な対応、筋トレ方法などは初耳でしたので、とても有意義なものになりました。今後、世界の中でもトップレベルの高齢化を誇ることとなる日本が、進んでこのようなフレイルなどの対応を世界に示し、世界的問題となるであろうフレイルを予防できれば良いなと思いました。
  • 中3:リハビリテーションとは何か、理学療法士や作業療法士というのはどんな仕事をしているのか、フレイル、サルコペニアとはどういうことかということを理解することができました。リハビリに関しては名前ぐらいしか知らなかったのですが、今日の話を聞いて、興味を持つことができました。
  • 中3:講義をありがとうございました。作業療法士について初めて知り、こんな職業もあるということに驚き、納得しました。筋肉質は中年期から低下してくるということなので、紹介されていたトレーニングを母にすすめてみようと思いました。
  • 中3:今まで理学療法士の仕事についてはよく知らなかったのですが、病気、障害があっても生きがいのある生活を送れるようにする仕事はとても良いと感じました。何歳になっても元気で自立した生活をおくることはたくさんの人々が望んでいることだとも思うので、多くの人に役に立てそうだと思いました。とても分かりやすく、聞きやすかったです。ありがとうございました。
  • 中3:筋肉ごとの若年層と高齢者の比較など、簡単には調べられない研究結果を知れた点がとてもありがたかったです。作業療法士と理学療法士の違いも、何となくだったのが、はっきりと分かるようになりました。
  • 中3:フレイルには筋力減少があることは知っていましたが、筋肉の質が変わって脂肪になるということは知らなかったので、学ぶことが出来て良かったです。ご講演ありがとうございました。
  • 中3:老化により要介護の期間が自分が思っていたよりも長くて、驚きました。要介護の状態となると、生活するのが大変だし、介護する側の人も大変だと思うので、先生がおっしゃっていた筋力トレーニングを皆が取り組むことがかなり大切だと思いました。健康な高齢者が増えると社会的にも良い影響があると思いました。
  • 中3:分かりやすいご講演ありがとうございました。身近な人である祖父母に私から健康のためにすることなどを伝えられたらなと思いました。コロナウイルスが落ち着けば、私たちの世代からも高齢者へのつながりをもてたら良いなと思いました。早い段階で筋の質が変化するようなので、私も意識を高く持っていたいし、健康でいるための知識を持った人が増えればいいなとも思いました。
  • 高1:理学療法士という仕事っていったい何だろうと思っていたのですが、この講義でこれからの日本に必要不可欠な仕事の一つなのだなと知ることができ、とても面白いなと思いました。フレイル・サルコペニアを予防するためにいつからでも運動は初めても効果はあるということも新たな学びでとても面白かったです。本日は興味深いご講演をありがとうございました。
  • 高1:貴重なお話ありがとうございました。フレイル・サルコペニアについて自分なりに調べたことはあったのですが、今回のお話でより詳しく知ることができて良かったです。また、筋肉の質が低下するということは初めて知ったので驚きました。そして、日本の高齢化が進む中で高齢者の方のフレイルを予防すること、またそのために筋力トレーニングを行うことが大切だなと感じました。
  • 高2:中学2年生の時に理学療法士・作業療法士について調べ、文化祭で発表したのですが、今日はより詳しく知ることができました。自分も医療関連の仕事に就きたいのですが、やはりすべての分野の方々が連携プレーをして活躍されていらっしゃるのだと思い、自分もその輪に入りたいと思いました。とても貴重な講義をありがとうございました。
  • 高2:すごく興味深かったです! 日本では自分がフレイル状態にあることに気づかない人がたくさんいると聞いたので、どうすればより多くの人にフレイルに気をつけてもらえるかと思いました。また、ゆっくり動く運動とはやく動く運動ではどちらも同じくらいの効果をもたらすことに驚きました。本日はありがとうございました。
  • 高2:高齢者の方にもっと運動や交流の機会がもっと身近になればいいなと思いました。私自身もおじいちゃんやおばあちゃんと過ごす時間を大切にしたいです。
  • 高2:フレイルや介護予防のためには、理学療法士、作業療法士の方との連携は欠かせないと思いました。筋力トレーニングといっても、筋肉の部位や減少の速さ、運動速度など、様々な条件も考慮する必要があり、一概には言えないという新たな発見でした。研究に関してもとても丁寧に解説して下さり、分かりやすかったです。
  • 高2:ご講演ありがとうございました。フレイルの身体面について様々なことを聞けて良かったです。特にどの筋肉を鍛えればよいかなど、フレイル予防の身体的アプローチにおける詳細を知ることが出来たのが良かったです。
  • 高2:本日は素晴らしいご講演ありがとうございました。私たちにできることとして、高齢者と積極的に接するということが印象に残っています。実際に私の祖父も最近転倒しやすくなっています。まずは身近な“家族”から笑顔で過ごせるように、働きかけていきたいと思います。