11月9日、東京の世田谷美術館にて開かれた「日本パラオ外交樹立25周年記念セミナー」に、高2GAコースの植松大翔君が参加しました。植松君は、京都産業大学の学生と一緒に、パラオ共和国の国務大臣、政府関係者、駐日パラオ大使の前で、パラオの環境問題についての提案をプレゼンテーションし、政府関係者の方々と議論するなど、貴重な体験を得ることができました。以下に、当日のプログラムと植松君のレポートを掲載します。

プログラム

2019年11月9日 13時~16時

  • 開会挨拶
     ファウスティナ・ルウール=マルグ(パラオ共和国国務大臣)
  • 「パラオ・日本の100年の歴史から」
     三田 貴(京都産業大学国際関係学部教授)
  • 「パラオの文化から未来を拓く」
     ファウスティナ・ルウール=マルグ(パラオ共和国国務大臣)
  • 「過去と未来をつなぐパラオ観光」
     バーニー・ニラルマウ(パラオ環境保護協会プロジェクトコーディネーター)
  • 「パラオから来た留学生たちの思いを未来へ」
     カイポ・レエウンゲル(Road Runner経営者)
  • 「パラオと日本から学び合う」
     (留学・交流経験者の声)
  • 「海でつながるパラオと日本のグローバル・イシュー」
     学生ワークショップによる市民アクション提案(学生優秀チーム)
  • 閉会挨拶
     フランシス・マツタロウ駐日パラオ共和国特命全権大使

レポート

 10月26日に京都産業大学と東洋大学で実施されたワークショップにて、大学生と協力して、パラオの人達に向けたビデオレターを作成しました。僕たちの班は最優秀賞に選ばれ、今回のセミナーに招待されました。このセミナーには駐日パラオ共和国大使のマツタロウさんや、パラオで国務大臣をしていらっしゃるファウスティナ・ルウール・マルグさんなどパラオを代表するような人達が来ておりました。

 セミナーでは、はじめに京都産業大学教授の三田貴先生からパラオがどのような国なのか紹介があり、文化や観光などさまざまな視点からパラオという国を考えました。つぎに、パラオ研修で高槻高校が毎年お世話になっているバーニーさんのお話があり、僕たちの先輩がフィールドワークする様子が紹介されました。ほかにもパラオから日本に来た留学生の体験談や現在取り組みについて発表があり、最後に僕たちがワークショップで取り組んで考え出した提案をプレゼンテーションしました。この発表のあとにパラオを代表する政治家の人たちとこの提案についてディスカッションするような機会も用意されており、とても有意義な時間になりました。

 このセミナーを通してパラオについて色々な角度から考えることができ、パラオについてさらに深く知ることが出来ました。また、大学生と協力して自分たちの考えをまとめ、それをパラオ政府関係者に提案できたことは僕にとってすごく良い経験になりました。