大阪薬科大学「Summer Science Program」

本年度で4回目となる大阪薬科大学でのサマーサイエンスプログラムは、年々希望者が増え、今年は86名の申込みの中から52名が参加し、7月31日~8月2日に行われました。

初日の午前は、藤森教授の講義と図書館・研究室・資料展示室など学内見学でした。

午後は、顕微鏡で血球や菌、線虫、がん細胞などを観察し、自分のDNAを抽出しました。普段学校で使わない器具を使ったり、上等な顕微鏡で珍しいものが見れたので、皆楽しんでいました。

2日目の午前は、基礎コース(36名)は、肉の種類(鶏肉、牛肉、豚肉)を判定するため、PCRの準備をしました(翌日判定です)。また、六種類のガン細胞を観察しました。応用コース(16名)は、界面活性剤の性質を調べました。

午後は、基礎コースは血清中のタンパク質、脂質、グルコースを分光光度計で調べました。応用コースは、生薬の匂いや味を調べ、それらからなる葛根湯を煎じて飲みました。水で飲むより、お湯で飲む方がよく効くそうです。また、芍薬の成分の化学実験をしました。

その後、全員で、大腸菌にGFP遺伝子を組換える実験と、3種類の抗生物質の効き目を調べる実験をしました。(どちらも翌日判定です)。

3日目の午前は、駒野教授によるiPS細胞の講義でした。その後、基礎コース・応用コースとも、iPS細胞の観察、前日の続きである抗生物質の効き目確認、遺伝子組換え確認などをしました。抗生物質の効き目は「阻止円」ではっきりとわかりました。遺伝子組換えも大成功でした。

最後に、質疑応答があり、修了証が授与されました。

たいへん盛りだくさんな内容で、22名の先生方、9名の学生さんにご指導いただきました。ありがとうございました。

〇受講生の感想をいくつか紹介します。

  • 中1:DNAを抽出したり、遺伝子を組換えて光る大腸菌を作ったりなど、ふだんの日常生活や学校ではできない実験を行うことができ、とても興味深かったです。また、iPS細胞によって再生医療ができると分かりました。とても楽しかったです。ありがとうございました。
  • 中1:新しく様々なことが知れた。特に、マイクロピペットが使えるようになってうれしかった。いろいろな機械などにも触ることができ面白かった。PCRで何の肉か判定するのは面白かった。都合が合えばまた来たい。
  • 中2:漢方薬のが一番楽しかったです!なんか苦くて甘くて、ショウガの味だったけど…。がん細胞の観察とかなかなかできないのでよかったです。
  • 中2:2回目のSSPでしたが、応用コースで昨年よりも深い内容の実験ができ、面白かったです。昨年よりこの3日間が短く感じました。
  • 中1:SSPをとおして、将来研究者になるのもいいなぁと思いはじめています。この実験をもとによりたくさんの実験をしてみたいです。
  • 中1:初めて見たり、使ったりする道具ばかりだったけれど、担当の先生がわかりやすく教えてくれて、楽しく実験できた。観察や実験は知らないことばかりで実りある3日間でした。
  • 中2:普段できない体験ができ、とても面白かったです。特に、漢方の実験と界面活性剤の実験が興味深かったです。私がはじめテキストを読んだときは意味が分からないことだらけでしたが、先生方の説明でとてもよくわかりました。この3日間、本当にありがとうございました。

〇お世話になった先生方の一覧です。(敬称略)

  • 藤森 功  病態生化学研究室 教授(SSP代表者)
  • 谷口 雅彦  生薬科学研究室 教授
  • 駒野 淳  感染制御学研究室 教授
  • 友尾 幸司  薬品物理化学研究室 准教授
  • 尹 康子  薬品物理化学研究室 准教授
  • 宮本 勝城  感染制御学研究室 准教授
  • 坂口 実  生体機能解析学研究室 准教授
  • 芝野 真喜雄  生薬科学研究室 准教授
  • 山田 剛司  医薬分子化学研究室 准教授
  • 箕浦 克彦  中央機器研究施設 准教授
  • 佐藤 卓史  薬学教育研究センター 准教授
  • 長谷井 友尋  薬学教育研究センター 准教授
  • 藤井 忍  生化学研究室 講師
  • 土屋 孝弘  感染制御学研究室 講師
  • 浅野 晶子  分子構造化学研究室 講師
  • 小池 敦資  病態生化学研究室 助教
  • 菊地 崇  医薬分子化学研究室 助教
  • 田中 智  生体機能解析学研究室 助教
  • 倉田 里穂  薬学教育研究センター 助教
  • 近藤 直哉  生体分析学研究室 助教
  • 平田 佳之  生薬科学研究室 助教
  • 前原 都有子  病態生化学研究室 助教

【関連リンク】
大阪薬科大学サマーサイエンスプログラムを開催しました(大阪薬科大学)