6月2日(木)放課後、中学2年生〜高校2年生の希望者対象にSSセミナーを開催しました。演題は、「自然エネルギーの現場から未来を選ぶ〜日本とドイツの事例から〜」で、認定NPO法人環境エネルギー政策研究所の山下紀明主任研究員にお話しいただきました。

先生は、大阪府出身で京都大学工学部に進まれた若くエネルギッシュな方でした。ドイツの大学の博士課程でも学んでおられ、また、すでに京都大学経済学研究科で授業を持っておられます。

たくさんの写真を見せていただき、生徒に質問をしながら(質問されたらすぐに返答しなければならないルールあり)、話を進めていただきました。熱心な受講生が多く、講義終了後、質問の列が途切れませんでした。

何人かの生徒の感想を紹介します。

  • エネルギー事業と言われると、技術的なことばかりだと思っておりましたが、実際には地域、未来を考えた総合的に経済的に物事を考えるという姿勢がととても興味深かったです。新しいエネルギーへの見方が得られました。有り難うございます。
  • 自分は、太陽光発電に少し興味を持っていて今回の講演に参加しました。先生の今回の講演を聞いて「○○は□□だ。」という事をうのみに聞いてはいけないということを知り、大変良かったです。
  • このエネルギー問題を考えるにあたって、その地域のことや経済など、複雑にからみ合っているので、幅広い分野を学び、教養を深めていくべきだと思いました。日本が電力自由化した理由が今まで深くとらえることはできなかったが、「エネルギーデモクラシー」化していると分かり、日本は進化していってると分かりました。
  • 自然エネルギーはICなどを使うことによってある程度制御できるということを今日の講義を聞いて初めて知った。自然エネルギーを勉強して、プロにならなくてもプロの役に立つことはできる。
  • エネルギーについてぼくももっと知ろうと思った。GSコースなので先生みたいにエネルギーについて語ってみたい。
  • 単に、環境の分野に興味があったから受けたのだが、更に興味が増して良かった。