6月12日(金)の放課後、京都大学 大学院教育学研究科より西山先生をお招きし、SSセミナー「『忘れっぽさ』の科学」を開催しました。セミナーには、ご講演テーマや心理学などに関心のある様々な学年の生徒が参加し、心理学の科学的な視点からの研究に関するお話を中心としたご講演内容に、熱心に聞き入る生徒たちの様子が印象的でした。
ご講演の序盤、ご自身のご経歴・ご経験や心理学に対する印象をきっかけとして、心理カウンセラーや心理学分野における大学での学びに関するお話をしていただきました。そして、記憶や忘却の研究の始まりとして、忘却曲線で有名なエビングハウスの研究・実験をご紹介いただき、記憶や忘却を数値化して研究する指標「節約率」のお話しをしていただきました。
中盤では、「忘れる原因は本当に時間の経過そのものなのか」という問いから、新しい経験や周囲の環境、自身の精神状態といった要因が記憶に与える影響に着目した研究が紹介され、心理学実験を通じてその仕組みを理解する内容となりました。
終盤には、記憶をより定着させるための工夫として、「思い出す」というプロセスの重要性に関する研究が示されました。特に、テスト対策においては単に覚えるだけでなく、想起の練習を重ねることが長期的な記憶の維持につながるという点は、生徒たちにとって実践的な示唆に富むものでした。本セミナーは、学習方法の見直しや心理学への関心を高める貴重な機会となりました。


