12月25日(木)、大阪大学豊中キャンパスで行われた、日本化学会近畿支部主催の第42回 高等学校・中学校化学研究発表会 に本校から理数探究化学班が参加し、「化合物を用いた高吸水性ポリマーからの漏水速度の制御」というテーマで研究発表を行いました。
 本研究では、高吸水性ポリマーに含まれた水を外部へ取り出す方法に着目し、さまざまな水溶液を用いた比較実験を行いました。水溶液の違いによって漏水速度に変化が生じるかを調べることで、高吸水性ポリマーの性質をより深く理解しようと試みました。条件設定を工夫しながら実験を重ねることで、データの再現性や比較の妥当性を高める点にも力を入れました。
 発表後の講評では、審査委員の先生方から「非常に面白い着眼点の研究である」という評価をいただくとともに、今後の研究をさらに発展させるための具体的なアドバイスも頂戴しました。生徒たちは、自分たちの研究が専門家の視点からどのように見られるのかを知り、大きな刺激を受けた様子でした。
 今回の発表を通して、生徒たちは実験結果をもとに考察を深め、第三者に分かりやすく伝える力の重要性を実感しました。学会という場で得た評価と助言を糧に、今後の課題研究をさらに発展させていくことが期待されます。

 

 

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