12月25日(木)、生物部の部員24名が京都市動物園を訪問しました。
まず、レクチャールームで教育担当の三家さんから「動物園の役割と見どころ」というテーマでお話を伺いました。京都市動物園では、飼育員30名、獣医7名を含む約60名のスタッフが働いているそうです。講演では、琵琶湖で減少したイチモンジタナゴが疏水を通じて動物園にやってきており、その繁殖に取り組んでいること、動物の健康診断をしやすくするために「ハズバンダリートレーニング(動物が自ら健康管理に協力できるようにする訓練)」を行っていること、農家や業者から寄付された規格外野菜や残渣をゾウのエサとして活用し、糞を処理して堆肥として還元していること、さらにゴリラの活動量を増やすためにエサをゴリラのおうち内のさまざまな場所に配置していることなど、興味深い取り組みが次々と紹介されました。
講演後は、園内をじっくりと見学し、動物たちの様子や飼育の工夫を学びました。
参加生徒の感想
- オオサンショウウオがかわいかったです。爬虫類の骨格標本や剥製の作り方を教えてもらいたいです。(高2)
- 剥製や骨格標本がすごくきれいに作られていた。自分もきれいに作りたくなった。(高2)
- あいにくの雨で動物園日和ではなかったが、部屋の中にいる動物がとってもかわいくてよかったです。動物園の役割をしっかり認識して今後も見学できたらと思います。(高2)
- ゴリラが思っていたよりも人間みたいに動いていて驚いた。(高2)
- 動物園の普段は見ることのない裏側の仕事を知ることができ興味深かったです。今回の生命倫理や動物福祉は部活での生き物の飼育にも応用できると思い、取りこんでみようと思います。(高1)
- クロスワードをやりながら動物園を見て回ることで、いろんな動物の生態について知ることができてよかったです。(高1)
- ペンギンかわいかったです。教養として様々な知識を得れました。(中3)
- イチモンジタナゴの婚姻色が部室にいるヤリタナゴよりも地味でどちらが雄か分かりにくかった。(中3)
- 動物は住む環境によって、体が適応していることがわかった。(中1)
- 生物だけでなく展示の工夫によって、生物のことを学びやすくなっていた。(中1)
- 動物園では、遊びだけでなく、絶滅動物の保護など、たくさんの役割があった。(中1)
- 動物園は自然への窓という、自然に興味を持ったり、保全したり、研究するのに便利であるという利点を知ることができて、有意義な時間をすごせて良かったです。(中1)



関連リンク
- 京都市動物園(京都市動物園ウェブサイト)

