9月17日(水)から19日(金)にかけ、浜松にて第20回言語処理若手シンポジウム(YAN2025)が開催され、本校高校2年生2名が参加しました。
 シンポジウム初日には、算数の文章題を解くためのLLM(大規模言語モデル)のチューニング開発をテーマとしたハッカソンが行われ、大学生・大学院生・社会人とチームを組んで成果を競い合いました。生徒のひとりが所属するチームは開発課題に対する分析や手法、与えられたデータへの考察が評価され、審査員特別賞を受賞しました。
 シンポジウム2日目はGoogle翻訳やGboardの開発に携わった工藤拓氏の講演の他、ポスターセッションを中心にプログラムが進行しました。生徒たちは、自分たちの研究成果をポスターで発表し、参加者から多くの意見やアドバイスを受けました。惜しくも受賞には至りませんでしたが、研究の改良点に関するヒントを得ることができ、今後の研究へのモチベーションを高める貴重な機会となりました。
 最終日にはメディアアーティスト兼研究者の落合陽一氏の講演が行われたほか、「これからの自然言語処理研究・技術がどう進化していくのか」に関するパネルディスカッションも実施され、業界全体に関する知見を広げることができました。
 3日間を通じて、生徒たちは高度な技術や研究に触れ、他分野の参加者との交流を通じて視野を広げることができました。今後の探究活動に向けて、大きな刺激となる経験となりました。

 

  

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