- 2025年8月28日(木)16:00~17:30
- 大阪医科薬科大学医学部 生理学教室 教授 小野富三人先生
- 「目には見えない!体の働き」
基礎医学講座の第4回では生理学教室の小野先生をお招きし、普段無意識に行っている呼吸や臓器のはたらきについて、わかりやすく解説いただきました。
講義では、尿や便がどのように作られるのか、その仕組みと病気との関わりを中心にお話しいただきました。腎臓のはたらきやホルモンの役割、動物による排泄の違いなど、普段の授業だけでは触れられない発展的な内容を知ることができ、生徒たちにとって新鮮で刺激的な学びの時間となりました。
生徒たちは、講演を通じて生命現象のつながりや進化の巧みさ、医学の視点から見る体の働きに触れることができました。日常の当たり前を科学的に見直すきっかけとなり、将来の学びへのモチベーションにもつながりました。


受講生徒の感想
- 腎臓の仕組みをより深く理解でき、新しい知識を身につけられました。
- バソプレシンというホルモンのはたらきや、ウサギやモルモットが便を再び食べて栄養を吸収する仕組みに驚きました。
- 尿はただの老廃物だと思っていましたが、体にとって大切な役割を持っていることが分かりました。
- 水分保持と尿の濃縮が進化の過程で重要だったことを知り、生物の適応の奥深さを感じました。
- 原尿や腎細管の仕組みを浸透圧と関連づけて理解でき、授業内容がより深まったと感じました。
- 排泄物は普段敬遠しがちですが、体の大切なサインであることを学びました。