6/6(金)、大阪公立大学 教授 後藤慎介先生をお招きし、「昆虫生理学への招待:南極昆虫のサバイバル術」と題したSSセミナーを開催しました。
 講演では、南極での研究生活を中心にお話しいただき、ペンギンの歩くの映像に思わず生徒たちも声を上げる一面もありました。また、研究紹介では、南極に一種のみ生息している昆虫が、どのように過酷な環境を耐えているのかについて最新の知見を交えてご紹介いただきました。セミナーを通じて、生徒たちは昆虫の生態に興味を深めただけでなく、研究の面白さや将来のキャリアについても考えるきっかけを得たようで、終始熱心に耳を傾けていました。

 

 

参加生徒の感想

  • 虫にはすごく興味があったのですが、もっと愛着がわきました。幸せな時間をありがとうございました。(中1)
  • 南極の生物について調べるときも対照実験を使うことを知って、研究の基本は変わらないのだと感じた。小さな体の生物の概日時計のしくみの調べ方が気になった。(中1)
  • 南極に昆虫が1種だけというのが意外でした。ぼくも生理学の研究をしてみたいと思いました。ありがとうございました。(中1)
  • 今まで昆虫の研究については本で読んだりしたことはあったのですが、このように細かくお聞きする機会はなかったので、とても良い経験になりました。また、本来なら難しすぎて集中が途切れてしまうような内容にも関わらず、本当に楽しくワクワクしながら聞くことができました。私も将来、昆虫に関われたらなと思います。本日は本当にありがとうございました。(中3)
  • 今まで受けたSSセミナーの中で一番大学で学ぶということの想像がふくらんだセミナーでした。南極に昆虫がいるなら植物もあるんだと思っていたところ、ペンギンの糞から栄養を得て生きていると知って驚きました。とても面白いセミナーでした。ありがとうございました。(中3)
  • ナンキョクユスリカという1種類の生物から、適応する方法や習性を知れるというのが面白かった。季節に適応するために休眠しているというのが興味深かった。(中3)
  • 昆虫のことを深く考えたことがなかったので、今回の講義を聞いて生物に対して興味をもつことができた。今まで生物分野は苦手という勝手なイメージがあったが、面白いなと思うことができた。(中3)
  • 講義を通してずっと分かりやすく、南極や昆虫の深い関わりや細かいメカニズムまで知れて本当に楽しかったです。ユスリカについては大阪万博の件で多少きいたことがあるくらいだったので、幼虫がどんな姿なのか、どういうところに生きているのかを知れてよかったです。乾燥や凍結に強いというポイントにも驚きました。(高1)
  • 本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。自分も昆虫に興味があったのですが、ミツバチのお話やナンキョクユスリカのお話を聞き、もっと興味をもつことができました。ありがとうございました。(高1)
  • 南極に昆虫がいることに驚きました。小学校のころを思い出して、また昆虫について調べたいなと思いました。ありがとうございました。(高1)
  • もともと結論づけられていることに疑問をもって探求し、結論を覆していて、すべての結論を鵜呑みにしてしまうのはよくないことだと感じました。研究されている方はとにかく探求心がすごいと思いました。(高1)
  • 動物生理学が、動物と人間と違うところと、同じところから学べるという点がとても面白いと思いました。
  • 普段、虫はあまり得意ではないが、ナンキョクユスリカの独特な性質はとても面白かった。熱ショックタンパク質が常時できているということに興味を持った。進化はすごいと思った。(高2)
  • 概日時計のことはすべて初めてきくことでしたが、分かりやすく説明していただけたので、ナンキョクユスリカの特徴を理解することができました。将来のことで迷っているので、まずは好きなことは何か考えてみることにします。(高2)
  • 私は虫は苦手だけれど、南極で生き抜く手段など、興味深い話でとても面白かったです。ナンキョクユスリカがどのように凍結下で気温や経過時間を把握しているのかなど、様々な疑問が生まれ、自分の興味関心が広がりました。進路選択の参考になる話も多く、とても有意義な時間になりました。ありがとうございました。(高2)