6月6日(木)、京都工芸繊維大学 教授 麻生祐司先生をお招きし、「微生物を使ったバイオマスプラスチックの開発」と題したSSセミナーを開催しました。中学1年生から高校2年生の生徒が参加し、身近なプラスチック問題を切り口に、微生物を利用した新たな素材の可能性について、最先端の研究事例を交えてご講演いただきました。
 講義では、バイオマスプラスチックの具体的な用途や利点に加え、課題や今後の展望についても丁寧に紹介されました。生徒たちはメモを取りながら真剣な表情で耳を傾けており、特に「プラスチックを分解する微生物」の話題には大きな関心が集まりました。講義後の質疑応答でも多くの手が挙がり、活発なやりとりが行われました。
 終了後のアンケートには「遺伝子の変異を活用した微生物の研究が面白かった」「バイオマスプラスチックにも課題があると知り、さらに深く調べたくなった」といった声が寄せられ、生徒たちの科学への関心の高さと、学びを深めようとする意欲が感じられました。