6月4日(水)、花王株式会社の山田泰司様をお招きし、「商品開発にかかわる企業研究職の魅力」と題したSSセミナーを開催しました。セミナーには中学・高校生合わせて100名を超える生徒の参加があり、講演後の質疑も含めて、非常に活気のあるセミナーとなりました。
 特に、山田様が進路選択のターニングポイントで何を考え、どのような選択をされたのかというお話は、文理選択を控えた生徒たちにとって大変意義深いものでした。また、「研究は多くの研究員の協力によって成り立っていること」や、「ニーズ研究に比べてシーズ研究は時間がかかること」といったお話は、探究学習に取り組む生徒たちの心にも強く響いたようです。
 セミナー後に実施したアンケートからも、生徒たちの関心の高さと学びの深さがうかがえました。

 

 

参加生徒の感想

  • 本日は講演ありがとうございました。花王の商品は毎日使っているので、どのように開発されているのかを知ってとても興味を持てました。また、商品開発には研究する人だけではなく、様々な部署の人が関わっていると知りました。お店で花王の商品を買うときは、環境への影響を考えてみようと思いました。(中3)
  • 僕はまだ中学3年生で、大学でどの学部に入ろうか決めていないので、今回の先生の話を聞いて、自分の好きなことを膨らますために、大学を決めてもいいんだと思いました。講演を聞き、将来の候補が増えたので、これから自分はどの大学でどの学部に入って、どんな職につくのか楽しみになりました。講演ありがとうございました。(中3)
  • ご講演ありがとうございました。今まで研究職がどのようなものかよくわからなかったので、いろいろなことを知れてとても良かったです。特に、研究職は一人で黙々とするイメージがあったので、ほかの人とコミュニケーションをとりながらすると分かって、思っていたより楽しそうだと思いました。(高1)
  • 化学系に進みたい自分にとって、化学工学が学べる大学の紹介や、修士、博士まで進むメリットの説明がとてもありがたかったです。また、環境や泡切れに配慮した界面活性剤のお話は、自分の課題研究へのヒントになりました。(高2)