• 2025年10月3日(金)15:30~17:00
  • 大阪医科薬科大学薬学部 病態生化学研究室 講師 小池敦資先生
  • 「薬と体のひみつ~生物学で学ぶ薬のサイエンス~」

 基礎薬学講座の第4回では、病態生化学研究室の小池敦資先生をお招きし、「薬と体のひみつ~生物学で学ぶ薬のサイエンス~」と題してご講演いただきました。
 講演はまず、先生のご経歴や研究内容のご紹介から始まり、医学部と薬学部における生物系の授業の違いについてご説明いただきました。続いて、「薬は万能であるか」という問いかけをきっかけに、薬の作用に関するお話へと展開されました。
 薬に関わる臓器の役割や、薬が体内に入ってから排出されるまでの流れなど、薬が効く仕組みについても詳細にご説明いただきました。講演の中盤から終盤にかけては、アレルギー反応と抗アレルギー薬の作用機序、さらに病原体に対する薬の効き方についても丁寧に解説していただきました。
 生徒たちは講演を熱心に聴講し、質疑応答の時間には積極的に質問する姿が見られるなど、非常に有意義な時間となりました。

  

 

受講した生徒の感想

  • 興味深いご講演ありがとうございました。中高生の私たちでも理解しやすい言葉を使ってくださってとてもわかりやすかったです。3000種類もの薬を全て暗記しているなんて薬剤師の方々はやっぱりすごいなと思いました。私は今まで薬は飲めば効くと思っていたので、ヒト本来の力を補助していると知ってとてもびっくりしました。
  • 風邪をひいた時に、抗ウイルス薬を処方していただくことが多いのですが、効く仕組みがよく分からず服用していたので、今回仕組みが知れて、とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • 本日はご講演ありがとうございました。薬はよく飲んでいますが、どのようにして効いているのか全く知りませんでした。私も卵アレルギーを持っているのですが、なぜアレルギー反応が起きるのか知らず、今回ヒスタミンという言葉を知って、どのように反応するのか知れてよかったです。