6月24日(火)、三重県の公益財団法人国際環境技術移転センター(ICETT)から田村麻紀さん、辻野栞さんのお2人をお招きし特別セミナー「パラオの生活を知ろう!~ICETTのごみ分別活動を通して~」を開催しました。
先生方はJICAパラオ事務所との共同プロジェクトに取り組まれており、パラオ共和国の地域社会にゴミ分別のしくみを定着させる普及・啓発活動をされています。課題研究・海外フィールドワークでパラオの情報収集がしたいという本校の要望に、特別セミナーの開催を快諾してくださいました。
お話の中で、パラオの家庭ゴミがどのように排出され処理されてきたか、現地での現状把握の実地調査や、プランニング、ゴミ分別活動の実践などを紹介いただいたほか、現在進行形のプロジェクトの実践報告もたっぷりお話しいただきました。その中で、パラオの島民の手ですすめることの大切さ、パラオの人がやりたがらないことはやらないこと、パラオの人が自分事としてとりくめるように進めることなど、活動の工夫についても教えていただきました。
パラオの生活がどのようであるかに関心のある生徒も多く、みな熱心に聴講し、後半の質疑では、パラオの環境問題、ゴミ事情に関する質問をたくさんしていました。




参加生徒の感想
- あくまで住民や学校の子どもたちが心地よい形で活動を行っているのが素敵でした。地域の人々や子どもになじみのあるものは何か、研究を行う上で私も考えたいと思います。フードロスが世界中で叫ばれている中でパラオでは生ゴミが少ないことにも驚きでした。
- 私の課題研究にとても役に立つ情報ばかりでありがたかったです。11月にパラオへ行く際のフィールドワークを自分がどのように行えばよいか想像することができました。
- 実りある講演をありがとうございました。私の研究しているテーマはゴミ問題と関係あるわけではありませんが、パラオの人々の食生活や生活様式の日本との違いなど、大量に有益な情報を知ることができました。