• 2025年6月12日(木)16:00~17:30
  • 大阪医科薬科大学医学部 微生物学・感染制御学教室 准教授  鈴木陽一先生
  • 「ウイルスと我々の駆け引き」

 6月12日(木)、基礎医学講座第2回を開催しました。今回も高2生と高1生あわせて82名が出席し、熱心に耳を傾けました。
 講義は先生のご経歴の紹介から始まり、「ウイルスとは何か」「コロナウイルスの進化」「感染の3要素」など、ウイルスに関する基礎的な内容が丁寧に解説されました。また、先生が取り組まれている抗ウイルス薬の探索についてもお話しがあり、特に抗ウイルス作用を持つタンパク質を作る遺伝子を突き止めた研究のお話は、研究の醍醐味を感じさせる内容で、生徒たちも興味深くに聴き入っていました。

 

 

受講生徒の感想

  • 日本で重要視されていないウイルスも世界では重要視されていて、デングウイルスやマラリアはとても怖いと感じました。感染していないだけでウイルスは人の体にいるので、免疫力をしっかりつけるために手洗いなど身の回りでできることから行い、感染を予防しようと思いました。
  • ウイルスは怖いものだと思っていたけれど、実際に人に害を与えるものはほんの一部だと知りました。感染症に自分がかからないためには、感染が発生する3条件から、自分にできそうな感受性宿主にならないよう、手洗い・うがいをしっかりしようと思いました。
  • ウイルスに対しては危ないものという認識があったけど、ワクチンを打てば何の問題も無く、対処は容易だと思ってました。でも、そもそもワクチンをつくるのに変化したりして、研究者の方々の苦労・努力があって、とても感謝の気持ちが湧いたし、すごいなと思いました。
  • ご講演ありがとうございました。ウイルスについて、今まではよく知らなかったことをたくさん学ぶことができました。感染症を防ぐために、感染源・感染経路・感受性宿主という点で、対策したいです。
  • ウイルスは普段よく聞く言葉だけど、どういうものか詳しくは知らなかったので知ることができてよかったです。
  • コロナウイルスが今では恐怖というものではなくなったのも、鈴木先生のような研究者がいろいろ研究した結果だなと、かっこいいと思いました。
  • 難しい説明のときも絵やイメージがたくさんあってよく理解することができました。
  • ウイルスに意思はないはずだけれど、「自分を増やす」という目的のために「共生・共存」を目指しているようだという話で、コロナウイルスの場合もそうだったので、とても興味深く納得しました。
  • 本日は講義して下さりありがとうございました。目に見えない微生物でもすごい力を持っているんだと思いました。とても興味深かったです。