2023年11月~2024年2月にかけて、「SS Jr. ラボ! 理科実験教室」を開講しました。
 この企画は、中学1、2年生の希望者を対象に、充実した理科実験室で中学内容を超えた実験するというものです。今年度のテーマと参加人数は以下の通りでした。生徒たちは意欲的に実験をおこない、普段の授業では味わえないような体験をしていました。

分野実験内容参加生徒数
物理音の物理学2名
化学①プラスチックを合成しよう!16名
化学②可視紫外分光光度計を用いた濃度の測定8名
地学岩石・化石の観察7名
生物①光合成色素からみた植物の進化と系統6名
生物②心理学への招待20名

化学② 可視紫外分光光度計を用いた濃度の測定

 1月19日(金)にSS Jr. ラボ(化学)を開催しました。
 今回のテーマは「色」。我々が目にする色のついた物質が、どのようなメカニズムで色づいているか、色はどのように表現することができるのかについて学習しました。
 実験では、中学3年生2名がチューターとして参加してくれ、実験手順を皆で確認しながら硫酸銅水溶液およびその錯イオン、人工色素の水溶液の可視紫外吸収スペクトル(UV-Vis)を測定しました。
 難しい内容に挑戦しましたが、納得の表情で終えることができました。

生物② 心理学への招待

 生物②では、2月22日(木)に心理学をテーマとして実験をおこないました。
 心理学といえば文系科目なイメージがありますが、実際は実験を通して、ヒトの刺激と反応の間をつないでいるメカニズムを知る理系科目です。
 今回は「心的回転」というテーマの実験です。実験からデータ分析、グラフ作成まで大学生が授業で扱うような実験で、生徒たちも熱心に取り組んでいました。