7月22日(土)~8月2日(水)の12日間にわたる英国研修が高2の希望者を対象に実施されました。ケンブリッジ大学の学生寮に泊まり、大学で語学研修を受け、オックスフォード・ロンドンも訪れ、現地で活躍する日本人研究者や、研修期間生徒の生活をサポートしてくれる現地の大学院生との交流が、生徒たちにとって、なによりも大きな財産となったようです。

1日目・2日目

2023年度の英国研修は、関空を出発し、3時間をかけ、香港で乗り継ぎ、更に14時間のフライトを経て、現地時間の朝、ロンドンヒースロー空港に着きました。

3日目

昼前にHuges Hallに到着。各自、部屋に荷物を入れて、その後ダイニングで昼食を取りました。午後は、短時間、徒歩でケンブリッジ市内中心部の散策に出ました。気温は20度超える程度で、芝生がきれいに整備されており、研修をするのに最適な学習環境でした。
夕食は山盛りのピザでした。育ち盛りの高校生、特に男子生徒の食欲が旺盛で、ピザがみるみるうちに減っていきました。夕食後、本館の奥の芝生広場で、ミーティングを行い、本格的な研修モードに入っていきました。いよいよプログラムのスタートです。

4日目

午前中、雨天で肌寒い中、現地の大学生の案内のもと、ケンブリッジ市街を観光し、昼から本格的な研修が始まりました。担当講師は、勢いとキレのある英語で、テンポよく、スライドを使って、まずはgrowth mindset について、いろいろな人物の例を示しながら、説明及びワークショップが行われました。生徒たちは、本格的な英語のレクチャーやワークショップに少々戸惑いながらも、持ち前の明るさで、積極的に参加していました。growth mindsetは、自分の人生の道標を見つけるための大切な考え方なので、今後の人生に活かしてほしいと思いました。

5日目

午前は、ケンブリッジ大学で大学院の学位を修められ、現在はユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの新進気鋭の教授である紅林秀和教授に講演していただきました。先生の講演は、自分のキャリアをどのように考えるか示唆に富んだ内容で、紅林先生自身が、生徒たちの目指すグローバルリーダーのモデルそのものでした。
5日目の午後は、本校の英語教育の核となっているケンブリッジ英語を扱っている、ケンブリッジ大学出版・検定の本社を正装して表敬訪問しました。自然に囲まれた広大な敷地に立派なビル群が並び、シニア・マーケティング・マネージャーのサイモン・ライト氏ほか3名のスタッフが我々を歓迎して下さいました。

6日目

6日目は、効果的にメッセージを伝える手法について、演劇の専門家による指導があり、声の大きさや、ボディランゲージなど、最終発表にむけての自己表現法を徹底的に叩き込まれました。
午後の夕食は、正装(冬の制服を着用)して、寮のダイニングホールのテラスでドリンクレセプションにはじまり、コース料理をいただきました。生徒たちはFormal Dinnerの雰囲気に、はにかみながらも、ちょっと大人っぽい表情に映りました。

7日目

7日目目は、ケンブリッジでの研修の最終日となり、午前中はプレゼンの仕上げと発表準備、午後は15分程度の最終プレゼンを行いました。発表時間は15分、そのあと質疑応答5分。特定のアプリを作成し、その売り込みを効果的にするという設定で、どのチームのTechnologyが投資家(教員やスタッフ)たちから資金を得ることができるのか競い合いました。投資金額によって最優秀グループが発表され、また個人賞の発表もありました。その後、メンターから生徒に修了証が渡され、生徒からはメンターへの労いとお別れを惜しんでいました。日常の高校生活にも活かせるものをいろいろと得たと思います。

8日目

8日日は、オックスフォードで終日観光しました。お昼前にオックスフォード中心部に到着しクライストチャーチ南側の芝生広場に移動し、オックスフォード大学の現役学生によるガイドでカレッジの見学と市内観光を行いました。
 観光の後は、ショッピングの時間を少しとりました。7月最後の土曜日ということもあり、あちこちのカレッジで卒業式が行われ、黒のガウンを着た卒業生と保護者の人だかりが見られ、伝統ある大学都市オックスフォードの雰囲気を知る機会となったと思います。

9日目

9日目はロンドンを終日満喫しました。ロンドン塔を見学した後、テムズ川で船に乗りシティオブロンドンも見ました。その後ロンドンアイに乗り、上空から大蔵省や外務省、首相官邸等イギリス政治の核となる建物が並んだ景色も楽しみました。ビッグベンを回って、伝統と名誉を重んじるイギリスを散策しながら感じ取りました。そして、エリザベス女王の葬儀やチャールズ国王の戴冠式が行われたウエストミンスター寺院、中高一貫の名門私立であるパブリックスクール、バッキンガム宮殿に着いた時には大雨に見舞われて全身ずぶ濡れになりましたが、雨ニモマケズ、全員元気に楽しみました。

10日目

午前中にロンドンのデザインミュージアムを訪問しました。2班に分かれて、ワークショップとミュージアム巡りを行いました。ワークショップでは、SDGsの概論だけでなく、具体的な活動についても教えて頂きました。竹で作られた歯ブラシ等地球に優しいものやリサイクル品の実物も見せて頂き、学びの多い充実した時間を過ごすことが出来ました。
 その後、万博後に建てられたアルバートホールやワーテルローの戦い後に建立された凱旋門、ハロッズ、ピカデリーサーカス等を車中から観光し、午後は大英博物館に向かいました。大英博物館では、王の威厳を示すためにヒエログラフとディモティックと古代ギリシャ文字の3つの文字で同じ内容が書かれたロゼッタストーンを最初に見ました。また、ラムセス2世、メソポタミア文明のラマス、パルテノン神殿を見た後、ミイラを見てからメソポタミア文明の封建社会を描いた絵を見て自由行動となりました。大変充実した一日を過ごしました。

ホテルへ帰った後、レフレクションをし、お互いの健闘を称え、英国研修最後の夜を名残惜しく過ごしました。

11日目・12日目

現地時間の朝、ロンドンヒースロー空港を出発しました、14時間をかけ、香港で乗り継ぎ、3時間のフライトを経て、15時、全員無事に関西国際空港へ到着。


この12日間の研修で、語学力を磨き、英国の芸術・歴史に触れるだけでなく、「世界の中から見た日本」を見つめることができました。生徒たちは、今後の人生設計について考える機会を持つことができました。貴重な機会を与えてくださった保護者の皆様、この研修を無事に終えるように、支えてくださったすべてのスタッフの皆様に感謝いたします。