3月19日(日)、好天に恵まれ、生物部員9人とOB3人が京都府立植物園に見学しました。

まず、有り難いことに平塚技術課長さんにサクラと絶滅危惧種を中心に案内していただきました。この場をお借りして、植物園の方々に感謝申し上げます。

その後、京都山草会主催の「早春の山野草展」を鑑賞し、温室を見学しました。

なお、OBのうち一人は、隣接する京都府立大学生命環境学部1回生で、よく植物園に来ているそうです。帰り際に、京都府立大学構内を案内してくれました。

生徒の感想とスケッチをいくつか紹介します。

  • (中3)今回植物園にて、主に今が旬のサクラを中心にいろいろな興味深い植物について解説してもらい、沢山の知見を得られ、学ぶことができました。植物園の多様な花を見ながら散策するように歩いて、ほのぼのと太陽の光を浴びながらまったりできたのでとても良かったです。また、色々な別々の季節が旬の植物が混在して彩っていたので春を感じたり、落葉樹の葉が落ちているさまを見て、冬を感じ取ることができ、自然を感じることが多い休暇を過ごすことができ、とても良かったです。
  • (中1)サクラの解説から始まったこの遠足は、たしかに疲れるものでしたが、とても充実していました。ソメイヨシノはもちろん、河津桜やカスミザクラなど、たくさんの品種やその特徴を学び、はじめて知ることも多かったです。また、それぞれのエピソードなどを聞いている中で、「ソメイヨシノはクローンなんだ」ということをおっしゃっており、そのときに、OBの方から「ヒガンバナもクローンなんだよ」ということも教えていただきました。まだ早めの時期だったので満開の桜は多くなかったですが、美しい花ばかりで、本当に感動しました。来年は見頃の時期に来てみたいです。植物園をまわる中で、ヘントウ(アーモンドのこと)、トコブシなどさまざまな植物も見てきましたが、印象に残っているのは温室です。小学生の頃、私の学校では毎年遠足で春に植物園に行っており、そのため植物園に行き慣れてしまっていたため、初めはあまり温室にも興味を持ちませんでした。ですが、この植物園の温室は入口に「日本最大級」と書かれているとおり、とても大きく本当にたくさんの植物があって歩いていて楽しかったです。例えば、小さい頃に本で読んで知った「キソウテンガイ」という植物も実際に見ることができ、そのおもしろさを改めて感じました。このようにたくさんのことを学ぶことができて良かったです。また今度機会があれば来ようと思います。ありがとうございました。
  • (中1)昨年の11月も植物班の遠足でここに来たのですが、桜は咲いていなかったので、それを見れたのが良かったです。私が印象に残っていることは2つあって、1つ目は春以外に咲く桜があるということを知ったことです。冬にここに来ることがあったらきちんと確認したいです。2つ目は昼食の時に「エノキ」という木を見たことです。木の表面に見たことのない白いコケやシダ植物の胞子のうを見れたのが良かったです。