10月28日放課後、今年度6回目の基礎医学講座を開催しました。講師は、大阪医科薬科大学医学部微生物学教室講師 鈴木陽一先生でした。テーマは「ウイルスとの駆け引き」です。「ウイルス」という言葉は、ここ1〜2年でよく耳にする言葉になっています。まずウイルスについて学びました。細胞とウイルスの違いや、ウイルスの構造や増え方について先生からわかりやすく教えていただきました。次にウイルスに感染するということは何かについての話になりました。感染症になるの3要素(感染源がある、感染経路がある、感受性宿主がある)があり、このうちのどれかを防ぐことができれば感染症にならないことを教えていただきました。最後に、先生が取り組んでおられるヒトが本来持っているウイルスに対抗できる遺伝子を見つけ出す研究について話が進みました。デング熱を引き起こすデングウイルスを抑える研究から、コロナウイルスを抑制する遺伝子を見つけ出す抗ウイスル薬の研究の話はとても興味深く感じました。