2021年度「基礎薬学講座」第1回

10月15日(金)放課後、2021年度の「基礎薬学講座」がスタートしました。今年は、対面で5回実施していただけることになり、とてもうれしく思います。

第1回は、大阪医科薬科大学薬学部臨床漢方薬学研究室の芝野真喜雄教授による「植物(二次代謝産物)から生まれた医薬品」でした。

東洋医学と西洋医学の違い、新薬の開発過程の説明の後、具体的な医薬品を紹介していただきました。

アルツハイマー型認知症薬、2型糖尿病治療薬(SGLT2阻害)、ニチニチソウ由来の抗ガン剤、葛根湯が7つの生薬の組み合わせであること、漢方薬による治療の考え方などを分かりやすく紹介していただきました。

受講生は中2~高2の46名でした。

生徒の感想

高2
  • 私は幼い頃から漢方を飲んでいて、最近は錠剤の薬を飲むことも増えたのですが、一般用医薬品はあまり効かず、書かれている効用は同じでも漢方の方がよく効いていて、それが不思議だったのですが、講義をお聞きして西洋医学と東洋医学の仕組みや考え方が違うからだということが分かりました。
高1
  • 私は今一番薬学への興味を持っていたので、今回すごく貴重なお話を聞けて良かったです。特に漢方薬については、ある課題で考えることが多かったので、すごくためになりました。今まで知らなかった漢方の種類や薬の作られ方など、普段は知れないことまでも詳しく知ることができました。私たちが知らないだけで、すごく多くの種類、効果のある薬があるということにもすごく驚いたし、漢方薬になるとは知らなかったよく知る花のことも知れて、すごくおもしろかったです。
  • とても面白かったです。話し方も上手で、様々な例から、西洋と東洋の違いを楽しく学べました。私は漢方の考えに興味があるので(「自分がおいしいと感じるものは体が欲している」とか)、是非、漢方の話だけで講義をしていただきたいです! 本日は本当にありがとうございました!!
  • 西洋医学、東洋医学の違いについては漠然としか知りませんでしたが、今回の講義を通して具体的に知ることができてとても興味を持ちました。どちらの考え方もとても面白いと感じて、「そうだんだぁ」と感じることが多かったです。薬の作られるまでの具体的な過程を詳しく知れて、皆がコロナに対して危機感を抱いているのだなぁと改めて感じました。10年を2年にするとは驚異的な速さだと感じました。トリカブトが植物体1本で人が3,4人死ぬのは全然知りませんでした。ミステリー小説や自殺などに使われてしまうことがあると聞くので、山に行けば普通にあるのは少し怖いです。漢方薬の観点では、健康を定義するんですね! 熱、温、燥、寒などのグラフ(軸)でどこに患者さんがいるのか考えるというのは「すごいなぁ」と感じました。
  • 古文や生物、今までの講座の内容がちょこちょこ出てきて、すごくスムーズに理解することができた。
  • 植物から取り出された成分によってたくさんの薬が開発されているということを知りました。植物には「成分」から薬のヒントにされたものや、中の構造をいじって薬として使われるようになったものもあると分かり、植物には薬に変わるようなすごい力を持っているのだと学べました。しかし、この植物を使った薬は、色々な方面から使用できる一方で、植物からできていることもあって、自然を保護し生態系を壊さないように薬として利用していかなければいけないというところは、これからも課題となるところだろうなあと感じました。とてもおもしろかったです。ありがとうございました。
  • 私のかかりつけ医さんが漢方薬をよく出して下さるので、その先生がどういう風に考えていたのかが知れておもしろいなと思いました。興味深いご講義ありがとうございました。
中3
  • 本日は素晴らしい講演をありがとうございました。私の両親は薬剤師資格を持ち、特に母は新薬開発を仕事としています。そのため、新薬開発の道順などについては話を聞く機会が多いのですが、漢方に関わることや西洋と東洋での考えの違いなどについては初めて聞いたのでとても興味深く感じました。漢方薬は必要とされる植物を組み合わせてつくり、副作用などを防いだりするために多くの植物を利用しているということを初めて知り、”漢方”というものを初めて根底から理解できたと感じました。今回の医薬品のように、私たちの日常に深く関わりながらも、どういった仕組みで作り出されたり、どういった考えのもとで生み出されたかなど、よく知らないことが多いので、これから先、その当たり前について知ろうとしていく人生を送りたいと思いました。
  • 薬学の中でも一番漢方に興味があるので、私も漢方だけの講演が実現したらいいなと思います。また、漢方はいくつかの植物を組み合わせているのに副作用も少なく、すごくよく効くので本当にすごいなと思います。質問にも答えていただいてとても理解が深まりました。本日は本当にありがとうございました。
  • とても興味深い講義をありがとうございました。今まで漢方薬には、高齢の方が飲むというイメージがありましたが、すごく昔から存在している東洋医学に基づいた、伝統的な療法であることを詳しく知れました。また、漢方薬の開発に植物が関わっていることは知っていましたが、かなり大きな役割を担っていることは知りませんでした。私は最近、近所にヒガンバナが咲いているのを見て、何となくきれいだと思っただけでしたが、認知症の治療薬に使われていると知り驚きました。私は風邪気味になって鼻が出てきたときによく祖母に漢方をもらうのですが、割りと早く治ってくれます。漢方の効力は大きいと身に感じましたし、今回の講義でも分かりました。ありがとうございました。
  • とても興味深い講演をありがとうございました。植物からこれほど多くの薬の成分が抽出されているとは思っていませんでした。漢方をこれほど深く考えたことは初めてだったのですが、とても楽しかったです。拙い質問にもしっかりとお答えいただき、ありがとうございました。薬のお話は未来が広がって、とても面白いなと思いました。
中2
  • 現代社会の薬の作り方や漢方のことがよく知れて分かりやすかったです。また、ヨーロッパからの考え方と、アジアの漢方の考え方がそれぞれ分かりやすかったです。
  • 薬学について興味がありましたが、漢方については正直無知でした。今回の講義を通して今まで知らなかった分野を知ることができました。まだまだ無知ですが、この講座を通して薬学に対しての興味が増しました。将来、この分野に関われるよう、一生懸命頑張ろうと思います。
  • 貴重なお話をありがとうございました。私は小さい頃は体が弱く、薬が手放せない状態でした。しかし、漢方を使い始めると、すぐに良くなり、今は学校も元気に行けています。私は将来医師になりたいと思っていますが、漢方薬などを使用した治療をしてみたいと思いました。
  • 今日はすごくためになる授業をして下さってありがとうございました。葛根薬は風邪の時、よく飲みますが、含まれている成分など全く知らずに飲んでいました。今回の授業で自分の飲んでいる薬の中に入っているものを知り、これから飲む薬の成分もしっかり見ようと思えました。本当にありがとうございました。