6月17日(月)・18日(火)、関西電力大阪支社の田中一憲氏、新山直樹氏、西村正子氏を講師に招き、総合学習「学びのリテラシー」の時間に、出前授業を実施しました(対象:中学1年生・クラスごとに実施)。

「エネルギーと発電」というテーマのもと、次のような内容で説明や実演がありました。

  • 北海道胆振東部地震の際に発生した大規模広域停電(ブラックアウト)を話題に、ライフラインとしてのエネルギーの大切さ。
  • 1970年のオイルショック以降のエネルギー情勢と、エネルギー自給率の向上、CO2発出抑制のためのバランスの取れた電源構成を目指すエネルギー政策の現状。
  • 脱炭素化(温暖化防止)のため、新しいエネルギーとして必要性が増す水素の話。
  • 再生可能エネルギーでは、太陽光発電と風力発電の現状と課題。
  • 原子炉には加圧水型と沸騰水型の2種類あること。放射性廃棄物の地層処分の問題。

最後に、「火力」「水力」「太陽光」「風力」発電についてモデルによる実演が行われ、また、実際の電線や碍子(電線を絶縁し支持する器具)などの実物も提示されました。

生徒は熱心にメモを取りながら聞き入っていました。授業後は発電モデルや実物を興味深そうに見たり触ったりしていました。

生徒の感想です。

  • 「難しい内容だったけど、とても大切なテーマだとわかりました」
  • 「実演もあってわかりやすく楽しかったです」