6月12日(火)放課後、SSセミナー「個別化医療につながるがんの遺伝子解析研究」を開催しました。この企画は「公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団」のご協力で実施されました。

講師は久木田 洋児 先生(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域 特任准教授)でした。

このセミナーは受講希望者が多く、51名もの生徒が参加しました。

発がん、ヒトゲノム、PCR,シーケンシング、デジタルPCR,がんゲノムアトラス、分子標的薬、FGFR、遺伝子検査、個別化医療などの専門用語がたくさん登場しました。久木田先生のチームは、血液中を流れるDNAから、どの種類のどの程度のがんが生じているのか、その遺伝子変異を検査する方法を開発しました。あとは、もっと多くの分子標的薬が開発されることが望まれますね。

生徒たちの質問を紹介します。

  • 高2:個別化医療にすることによって、蜂窩織炎のような副作用が完全になくなるのか?
  • 高1:従来の抗がん剤の治療では、がん細胞以外の細胞も殺していたのか?将来、人間の遺伝子からクローン人間の作成は可能なのか?もし可能なら何年後くらいか?がんの原因として遺伝子はどれくらい関係しているのか?
  • 高1:人間以外にも「がん」を発症するおそれのある動物はいるのか?(哺乳類以外で) なぜ「がん」には良性・悪性というものがあるのか? 一番手術の難しい「がん」は何か? 今回の講習を聞いて、まだまだ「がん」の手術には進展の余地がありそうに思えましたが、これからどのような進展があると思いますか?
  • 高1:50、60年後にはがんで人が死なない世界になってますか?
  • 中2:どうやったらその抗がん剤が開発できるのですか?

感想を紹介します

  • ヒトゲノムや遺伝子解析はとても複雑なんだと分かった。もしがんの遺伝子解析をして、それに合った治療をしていけば、がんの死亡率は絶対減るんだろうなと思った。今回はありがとうございました。
  • 先生のご説明のおかげでたくさんの実験の方法やがんについて知ることができて、ありがとうございました。
  • これまでもこれからも絶対に治らないだろうと思っていたが、僕たちが学校で学んでいる間にちゃんと着実に進歩しているということが分かって、すこし憧れを持った。まだ進路を決めていないが、将来の仕事として研究職も面白いかもしれないと思った。
  • 図のレベルが高校生のレベルではなかったが、しっかり聞いていると少しずつ分かるようにはなった。
  • 非常に細かい遺伝子の解析など、正直ムズかしくてあまり理解できなかった。しかし、そのレベルを極めてらっしゃる先生方がすごすぎて尊敬します。
  • 「がん」という存在は知っていたが、どういうメカニズムで発生し、どのような変化を人間に及ぼすのかというのをほとんど知らなかった。また、「がん」に対する治療は抗がん剤治療しか知らなかったので、いろいろなやり方があることに驚いた。今は、抗がん剤で治療ではなく、遺伝子検査などで的確に診断し、どのような術式でやれば良いのかというのが分かるようになったという、現代の科学の進化に驚いた。すべてを理解するには学力が乏しく、ついていくことができなかったが、とても科学に対する興味がより一層深まった。
  • 遺伝子が進化についてだけでなく、医療分野でも使えると知って驚いた。
  • がんによって日本では今まで多くの人が亡くなった中、自分はもはや治せない病だと思い込んでいたが、話を聞いて、分子標的治療など、たくさんのがんの治療が進められていることが分かった。また、これからの医療の発展に少しでも携わりたいと思うようになりました。
  • 現在のがんの治療法の善悪を学べました。個別化医療では、遺伝子検査により患者にとって有効な治療が可能になることが分かりました。また、ヒトゲノムによってがんが存在しているかどうかを確認できる時代になっているのだということに驚きました
  • 全体的に難しい分野で、あまり理科自体好きではないが、これから少しずつ勉強していきたいです。親が乳がんにかかったことがあり、今も病院に時々行って検査をしている状態なので、少しでもがんの知識を身につけて助けれるようにしたいと思った。
  • 今回の講演は知らない単位や用語がたくさん出てきて、僕にとっては難しく、全ては理解できませんでしたが、またインターネットや本で調べ、仕組みを理解しておきたい。
  • 少し難しかったが、わかりやすく説明してくださったと思う。ありがとうございました。
  • とても専門的なことまで教えてもらえてよかった。がん治療にこんなに課題があるとは知らず、興味を持った。
  • まだ、自分の理解力では難しかったから、これから勉強していきたいです。
  • シーケンスやPCRなど難しい言葉がたくさんあったが、どうやって使うか、どこに使われているか、具体的に説明していただき、よく分かりました。癌にも興味を持ちましたが、癌に対しての副作用のない薬を作りたいと思いました。
  • すごく難しかったです。この講演が分かるように、勉強をがんばりたいです。