10月27日(金)放課後、第7回基礎医学講座が行われました。

今回は病理学教室の江頭由一郎准教授から「病気の成り立ち」をテーマとしてご講義いただきました。

最近「フラジャイル」というドラマで、俳優の長瀬さんが病理医を演じておられたとか、以前「白い巨塔」というドラマでは、大河内教授という病理医が登場していたというお話をされました。その後、病理医の仕事内容を紹介していただきました。

細胞診では、通常、HE染色(ヘマトキシリンエオシン染色)された組織を見て、ガンかどうか判断したりするそうです。ガン細胞は核が大きく丸いそうです。また、最近は「免疫染色」が始まり、顕微鏡では見えないウイルスも、ウイルスが作るタンパク質を特異的に染色することによって存在を判断できるそうです。などなど、いろいろなお話をしていただきました。


以下は生徒からの感想の一部です。

  • 全体的に難しく、あまり理解できなかったことが多かったのですが、病理医の先生方が何を普段なさっているのかぼんやりと理解することができました。講義ありがとうございました。
  • 以前「フラジャイル」を観ていたので、少し親近感があって楽しかったです。ありがとうございました。
  • 患者さんと触れ合う機会が少ないということであまり最初は関心がなかったのですが、最終的には病気の原因を調べるということで興味深かったです。
  • 病因論について詳しく教えて頂き、より体系的に病気を理解できました。ありがとうございました。
  • 「炎症」という一つのテーマでこれだけ話せることがすごいと思った。「病」は思った以上に深いということにも気付かされた。
  • 病理学について最初は全然知らなかったのですが、プレゼンを聞くうちにどんどん魅力的な学問だなと感じました。今回はありがとうございました。
  • 「病理学」という科目を聞いたとき、どんな学問かも知らず、想像がつかなかったのですが、今回のお話で「病理医」という初めて聞く医師の職業について詳しく聞くことができ、とても良い機会になりました。僕は一度ほくろを手術でとったことがあり、後日診断を聞きましたが、その診断はだれが行ったのか疑問でした。今日はその疑問が解決してよかったです。
  • 元々、病理学に興味があり、今回の講義でもっと興味を持ちました。
  • 正直、病理学という分野を講義前は知らなかったが、今回の講義を聞いてやはり興味を持てたし、教授はマイナーとおっしゃっていましたが、欧米のドクターズドクターの話などから、よい分野だなぁと思います。また、研究要素が強い分野だなと気づいた。また、毎回の講義で思うことだが、医療ではわかっていないことが多いんだなと思います。
  • 私の父も先生と同じ医師ですが、臨床医なので、病理医については全く知りませんでした。今回の講義で病理医について少しだけ詳しくなることができました。ありがとうございました。最後に、欧米では病理医が病理に関する事務所を持っていると先生がおっしゃっていましたが大変驚きました。  
  • あまりなじみのない病理学に関して分かりやすく教えて頂きありがとうございました。日頃「炎症」という言葉をよく聞きますが、具体的には何も知らないことが身にしみました。またちょっとした雑学を入れていただき、とても興味深い内容でした。
  • 仕事内容など日常のことなども知ることが出来て、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。今日の内容を今後の将来についての材料にしたいと思います。