京都大学大学院医学研究科 国際保健・社会疫学講座からスーダン出身のRiham Mohamed先生をお招きし、第10回外国人研究者によるグローバルセミナーを開催しました。

セミナーはまずスーダンについての一般的な紹介(地理、気候、言語、宗教、経済など)から始まり、日本とのスーダンの関係についての説明の後、同国の健康に関する状況、本題である「スーダンにおいて深刻化しつつある糖尿病を抑えることができるか」についてお話が進みました。

スーダンと聞いて糖尿病を連想する日本人は多くないでしょうが、同国の文化的な背景、例えば日本人とは全く異なる「美人についてのスーダンの美的価値観」など、いくつか先生からお話し頂いたことでスーダンで糖尿病が深刻な流行になりつつあることを理解することができました。スーダンは日本人にはあまり馴染みのない国かもしれませんが、先生のお話で少し身近に感じることができました。講演後、生徒から次々と質問が出ましたが、講演の興味深さを物語っているようです。

  • 日 時:6月6日(火)
  • 講 師:京都大学大学院 医学研究科 研究員Riham Mohamed医師(スーダン出身)
  • テーマ:「スーダンにおいて深刻化する糖尿病を食い止めることはできるか?」