12月15日(月)15時30分から、「大災害の対応と震災をつなぐ科学」という演題でSSセミナーを行いました。

大阪市立大学生活科学部講師で防災を研究されている生田英輔先生(本校卒業生・47期)と、NPO「みらいサポート石巻」事務局長として、震災地域で活躍している中川政治先生(本校卒業生・47期)にお話を伺いました。

中川先生は本校在学中は国語や物理が得意で、京都大学総合人間学部に入学しDNAを使った植物分類学を専攻され、一流企業に勤務の後、NPOに入り、ヨルダン・ハイチ・フィジーで現地所長を勤め、数々の修羅場を乗り越えてこられました。フィジーに赴任中に東日本大震災が起こり、石巻に駆けつけ、以来石巻で活動を続けておられます。

これまでの活動の苦労話や、防災に対して「科学」に何ができるのかを、参加生徒と共に考えて頂きました。参加した生徒は、ボランティア活動に積極的に取り組んでいる者を中心に、意欲的な生徒ばかりで、活発で双方向的な講義でした。