3月27日(金)、岸和田高校生物部主催の和泉葛城山フィールドワークが開催され、本校から高校3年生を含む生物部有志6名が参加しました。
 当日は、元岸和田高校教諭でネイチャーガイドとしても活躍されている中村進先生のご案内のもと、塔原からの登山道沿いに見られる動植物について解説を受けながら山を登りました。ちょうどシハイスミレが咲き始める時期でもあり、クイズを交えた分かりやすく楽しい説明を通して、多様な植物の生態や季節ごとの変化について理解を深める機会となりました。
 和泉葛城山のブナ林は、標高約850mという比較的温暖な地域に残る貴重なブナ林であることから、1923年に国の天然記念物に指定されています。その後の保全活動においては、1955年に岸和田高校生物部が実施したブナの分布調査が基礎データとして重要な役割を果たしてきたことが紹介されました。高校生による地道な調査研究が、地域の自然環境を守るための学術的・社会的な基盤となっていることを知り、生徒たちは探究活動の意義を改めて実感していました。
 今回のフィールドワークを通して、生徒たちは自然を「観察する」だけでなく、「調べ、記録し、次世代へとつなぐ」ことの大切さを学ぶことができました。高校生の探究が社会に貢献し得ることを実例から学んだ、非常に意義深い一日となりました。
 最後に、岸和田高校生物部部長の皆様、中村進先生をはじめ、本フィールドワークの実施にあたり多大なるご協力をいただいた関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。