4月28日、パラオナショナルデーが大阪・関西万博で開催されました。パラオ大使館から京都産業大学国際関係学部三田貴教授(本校国際顧問)を通じて式典参加のご招待いただき、本校教職員が参列しました。同式典にはパラオ共和国よりスランゲル・ウィップス・ジュニア大統領も来日の上、参加されました。
 式典では、まず宮路外務副大臣より両国の友好関係発展を祈念する挨拶が述べられました。あいさつの中で、パラオ大統領が就任後すでに7度も来日されていること、上皇上皇后両陛下が2015年にパラオのペリリュー島に慰霊訪問されて10年の記念式典が行われたことなどを紹介されながら、日パ国交樹立30年の友好の歴史を振り返られました。
 ついでウィップス大統領も、パラオで使われる「ベントー」「トクベツ」など日本語由来の言葉を紹介して笑いを誘いながら日本の友好親善に感謝の意を述べられ、両国の歴史関係に言及されました。そして、この万博に招待されたこと、万博の掲げるテーマの素晴らしさや意義をたたえられ、会場に集まった日本パラオの関係者に感謝のメッセージを述べ、万博の成功を祈念されました。
 大統領スピーチのあとは伝統的な衣装をまとった男性ダンサーによる勇壮で力強い舞踏パフォーマンスが披露され、およそ1時間あまりの式典は閉幕となりました。また万博会場のコモンズA館ではパラオ共和国の紹介・展示ブースもあり、多くの来場者で賑わっていました。
 本年11月には、高校2年GAコースの生徒がパラオフィールドワークの研修に訪問する予定です。パラオでの海外研修はすでに10年の歴史があり、この度のご招待をいただく栄誉を得ました。高校2年生は5月に三田貴先生を迎え、パラオの事前学習を実施します。