6月28日(水)午後に大阪大学大学院 理学研究科 教授の橋爪章仁先生をお招きし、「高分子科学研究@理学研究科」と題し、「高分子らしさの理解と利用」をテーマとしたSSセミナーを開催しました。

当初の希望者に加え、高分子をテーマに課題研究に取り組む生徒も参加し、多数の生徒が集まりました。

人間生活に関わりが深い高分子化合物であるプラスチックの話題から始まり、私たちが高分子に支えられていること、またなぜ生命が高分子を選択したのかという本質的な話や、さらには先生が取り組まれている具体的な研究内容に至るまで話は尽きることがありませんでしたが、参加した生徒は最後まで興味深く話に聴き入っていました。中学生・高校生の知的好奇心の高さに驚かされました。

受講生徒の感想

  • 名前だけは聞いたことのあった「高分子」ですが、「高分子はすごい」とおっしゃっていたことがよくわかりました。中2なのでさすがにすべて理解することは難しかったですが,興味がわいたので今後少し調べてみようと思います。(中2)
  • 分子は目に見えないので最初の方は捉えにくかったのですが、鏡像関係にある高分子を反応させて可溶性にする話で理解が深まり、実験の楽しさや高分子の奥深さが分かりました(中3)
  • とても面白く興味深い講義をありがとうございました。水溶性高分子について、似た構造でも水に可溶なものと不溶なものがあることに高分子の面白味を感じることができました。(高2)
  • ホルモンの形状をまねるというお話がとても興味深かったです。本当にありがとうございました。(高2)