6月14日(水)に大阪大学 核物理研究センター招聘教授の藤田佳孝先生をお招きし、「宇宙から極微の世界まで」と題したSSセミナーを開催しました。

レッドサーパージャイアント、超新星爆発が数回繰り返されたおかげで私たちを使っている元素ができ、我々が存在するという話には生徒たちも驚かされたようです。マクロの世界からミクロの世界までの階層は繋がっているのだということをウロボロスの蛇の図を使って説明いただきました。この図には階層は独立ではなく繋がったものであるという構造が見事に表されていました。自然界に働く4つの力や保存則について学び、角運動量保存則の体験をすることもできました。たくさんの生徒が参加して、物理の力を肌で感じることができた講義でした。

受講生徒の感想

  • まだ習っていないところが多かったけれど、分かりやすかったのでおもしろかったです。特に、宇宙や銀河について興味をもちました。(中1)
  • 水中でできた地層が、何千年もかけて山の上に出てきていることはすごいと思う。自然の力は偉大なのだなと思った。大きな世界と小さな世界がつながりあっているのがおもしろいと思った。私は今まで宇宙のことをよく知らなかったが、これからいろいろ勉強しようと思った。(中2)
  • 授業を受けて、直接テストの点に結びつかないが疑問を持つことがよくあるので、それは間違いではなく、それどころか将来につながることだと聞けたので嬉しかった。これからも続けようと思った。(高1)
  • 実際に器具を使って説明してくださったので、楽しくきくことができました。もっと楽しんで勉強したいと思います。(高1)
  • フィギュアスケートの話がすごくふに落ちました。様々な単位でのモノの見方を知れて、それぞれが関わりあっていることを納得できておもしろかったです。(高1)
  • 角運動量をはじめて知って、離れたところで回っているときと近く出回っているときのスピードが全然違うのを目の前で見て不思議に思ったけれど、回転の勢いが同じと聞いて理解できた。また、全然違う次元の話に思えた原子核などの小さな世界と宇宙がつながっているということを多少なりとも理解できたし興味がわいた。また一番弱い重力は宇宙全体を支配していることを聞いてすごいと思った。(高1)