大阪薬科大学「基礎薬学講座」開講

大阪薬科大学と法人合併して3年目を迎え、2018年度から本校にて「基礎薬学講座」を年間5回のリレー講義形式で実施していただけることとなりました。

6月5日(火)に第1回(薬理分野)が行われ、中学2年生~高校2年生の41名が受講しました。担当は、薬品作用解析学研究室の大野行弘教授で、講義タイトルは『脳と神経に作用する治療薬』でした。

まず、薬がどのように作用するのかを詳しく説明していただきました。イオンチャンネル、受容体、海馬、神経伝達物質、アセチルコリン、AChE、シナプス、ドパミン、セロトニンなどの難しい用語が出てきました。

後半はアルツハイマー病に対する薬のお話でした。薬はいくつか開発されましたが、まだ、完璧に治せる薬はないとのこと。これからの若者に研究開発を頑張ってほしいですね。受講生がみな熱心に聴いていたこと、薬学に興味関心が増した生徒が多くいたことに教授は喜んでおられました。

生徒からの【質問】

  • 神経変性は高齢化によって、タンパク質がたまってしまい、神経細胞が死んでしまうのなら、そのタンパク質をどうにか分解できないのか?
  • 神経終末と神経細胞の受容体の間になぜすき間があるのか?
  • アルツハイマーの薬の副作用とは?
  • アルツハイマー病に前兆はあるのか?
  • アミロイド仮設に基づく原因療法はいつ頃完成するのか?
  • 実現した場合、再生医療とどっちが低コストか?
  • アルツハイマーを患う人へのアミロイドの除去の過程で一部の患者に脳炎が発生したらしいが、その脳炎を起こらないようにすることはできないのか?
  • アセチルコリン量の低下以外に認知障害が起きることがあるのか?

生徒の【感想】

  • 高2   ありがとうございました。薬に興味がわきました。
  • 高1   難しい話だった。アルツハイマーなどの具体的な話を聞けたのはとても有意義だった。ありがとうございました。
  • 高1   アセチルコリンの副作用など、一筋縄ではいかないということをより認識させていただきました。
  • 高1   早く治療法を完成させて、少しでも多くのアルツハイマー症の患者を救えるようになってほしいです。
  • 高1   初回の授業で気を引き締めたが、とても分かりやすくて、ゆっくり話していただき、とてもメモも取りやすかった。脳についての興味がわいた。
  • 高1   結構、専門的な内容で難しいところも多くあった。アルツハイマーや記憶系の病への対処法を早く見つけられたら良いなと思った。
  • 中3   分かりやすい講義を有難うございました。
  • 中3   今の自分にはまだ理解できない点が多くあった。しかし、このような講演会のチャンスを活かして、新しい物事の味方の発見につなげていきたい。
  • 中2    今度はアルツハイマー病の治療法のところをもっと詳しく聞きたい。(3年になって理解が増してから)
  • 中2    難しい用語が多くて、あまり理解できませんでした。でも少し興味がわきました。
  • 中2    とても面白くてわかりやすかったです。興味が持てました。ありがとうございました。
  • 中2    内容は難しかったが、わかりやすい説明だったので、だいたい理解できて、よい勉強になった。