11月29日(水)放課後に、岡山大学大学院医歯薬総合研究科(薬学系)生体物理化学研究室の須藤雄気教授にお越しいただき、『光がくすりになる!?』と題して講演をしていただきました。この企画は、日本生物物理学会のご協力により実現いたしました。

まず、理学部や工学部と薬学部の違い、6年生学科(薬学科)と4年生学科の違い、その後、薬の歴史、ご自身がされている生物・物理・化学・地学の幅広い分野を融合した研究の紹介をされました。

「自然は学問の垣根を知らない」、「大学では幅広い常識を身につけよう」、「大学院では非常識な人になろう」という言葉が印象に残りました。

先生は本当に先見の明がある方で、光受容タンパク質遺伝子を細胞に導入し、その生物に光を当てることで、生物に様々な反応が起こりせます。この研究がこれからどんどん進んでいく予感がしました。

その後の質疑応答で、入試のこともくわしく教えて頂きました。生徒だけでなく、教員にとっても大いに参考になりました。

生徒の感想・メッセージを紹介します。

  • 詳しく説明していただきありがとうございました。
  • 僕たちの年齢でも分かりやすい説明で聞きやすかった。面白い科学分野でした。
  • 薬学について、研究についてや薬についてなどを知ることができました。ありがとうございました。非常識なことについて考える必要があると分かりました。
  • ノーベル賞受賞を宣言されていました。少し難しい内容でしたが、光は発電などのエネルギーに使うだけでなく、体内の生命現象まで操作できるなんて驚きです。
  • さまざまな色のたんぱく質があって美しかった。その中には様々な物資があると知れた。またがんが10数分で治すことが将来的に可能となるのは素晴らしいと思った。
  • とても興味深い内容でした。ありがとうございました。
  • 光がくすりになるという非常に興味深い題材で、とても興味深かったです。ありがとうございました。