本年度もインターアクトクラブ主催の海外研修に参加しました。今回は高校生3名、中学生2名を派遣し、香港・マカオで3泊4日の研修を行いました。異文化を肌で感じ、伸ばすべきスキル(語学やコミュニケーション力)を実感できたと思います。参加者の感想文を掲載します。

今回私が現地での交流で感じたのは香港、マカオという土地の特異性でした。 目と鼻の先の距離にある香港からマカオの移動ですらパスポートが必要なことや、現地の高校生と二日目のタイポーマーケットでのランチで今までどの国に行った事があるかと質問したところ、彼女らは中国と答えたことに私は驚きました。中国はあくまで独立した複数の地域の集合体であるというのは日本にはない感覚で新鮮でした。

香港はイギリスの植民地だった経緯がありますが、現地の高校生の英語能力はずば抜けて高いわけではありませんでした。しかし全然話せない人もいる一方で英語だけでなく日本語までとても上手に話す人が複数人いたので、語学に対する意欲は日本よりも高いと感じました。実際に交流をはかったところ、彼らは日本のアニメや漫画、ゲームが好きな人が多く自分の語学力をツールに趣味を謳歌していました。

日本はアニメや漫画、ゲームを文化として発信する立場にありますが、国際交流において漫画やアニメ、ゲームは話題としては非常に入りやすいものであり、日本にとって一つの武器であると思いました。

私にとって今回のIAC海外研修は二度目の参加でした。前回とは異なり私は年長者であり、後輩を導く存在となりました。しかし、私自身未熟者であり多くの人に助けられました。全員が何事も無く無事に帰ってくる事ができたのはロータリークラブの皆様、引率の先生方、その他皆さんのおかげです。 本当にありがとうございました。この研修で多くの気付きとこのような体験を再び与えてくれたことに感謝します。