〈夏期医学部実習〉など大阪医科大学との高大連携事業をいくつか実施してまいりましたが、2016年度より〈基礎医学講座〉(全8回)を新規実施していただくことになりました。

目的は、医師の役割や使命を理解し、医学部に進学する意欲の向上を図ること、さらには、有意な医学研究者や医師を目指すこと、また、高度な講義内容を理解する力を養うためでもあります。

内容は、5月から11月にかけて、臨床第2講義室において90分の講義を、本校の高校1年生・2年生の希望者に対して、生化学、公衆衛生学、微生物学、生理学、薬理学、法医学、解剖学、病理学の順に講義して頂きました。

11月25日(金)はその最終回「病理学」でした。 主に「がんの遺伝的メカニズム」「がんの病理診断」のお話をしていただきました。細胞周期をつかさどる「サイクリン」というような難しい専門用語がたくさん飛び出てきました。こういう難しい話を理解しようと努めることは、今後の受験勉強で難しい問題に出会った時に役立つでしょう。受講生は熱心に聞き入っていました。また、がんという言葉はよく見聞きしますが、がんの組織の写真を見るのは初めての生徒が多かったでしょう。貴重な体験でした。

最後に、〈基礎医学講座〉を担当して頂いた10名の先生方、大変ありがとうございました。

 

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