何不自由なく学べることのありがたみは日頃なかなか気づくことはできません。今年度、中学2年2組は学級活動として絵本の点訳に取り組みました。家庭から持ち寄った使わない絵本に点訳したシートを貼って点字絵本を作るというもので、本日、6名の代表生徒が完成した点字絵本を持って校長室を訪れ、点訳するにあたっての苦労話などを聞かせてくれました。完成した点字絵本は高槻市障害者福祉センターへ寄贈するということでした。担任の先生の発案でスタートした活動ですが、これを体験した生徒は目の不自由な方への理解が一気に深まったと思います。恵まれた環境にいる者は、努めてそうでない環境にいる人たちの視点をくみ取るようにせねばなりません。学校として、社会科、家庭科、人権教育、国際教育、ボランティア活動等、色々な場面でこの観点を大切にした教育活動を実践したいと思います。