[4] グローバル教育考(1)

 本日、第20回目となるGAコースのグローバルセミナーを開催しました。講師は京都大学大学院医学研究科博士課程在籍のケニア人Anita Ongosi先生で、演題は“The role of Nutrition in Health”。彼女には4年前にも第9回のセミナーで講演して頂きました。博士課程最終年次の彼女は5カ国の研究者との連携研究を経て、この12月にもいよいよ博士論文が完成とのこと。2児の母親でありながら研究へのバイタリティに脱帽と言うほかありません。

 振り返れば、このGAグローバルセミナーは2014年10月のタイ出身の研究者による第1回を皮切りに、早6年となりました。その時の受講者は、その春スタートしたてのGAコースの門をたたいたわずか11名の高1の猛者(69期生)。2年後、皆、錚錚たるところに進学していきました(『2017年度 進路の手引き』P.147宮本一成君の記事)。当時は少人数ゆえ、普通教室での実施で、質疑応答も濃密度でした。以後、このセミナーの講師はフィリピン、マケドニア、イエメン、アフガニスタン、スワジランド、イラン、コンゴ、スーダン、中華人民共和国、ペルー、ネパール、インド、ボツワナ等出身の若手研究者がつとめて下さり、GAコースのメインプログラムの一つとなっています。これらの講師は連携大学からご紹介頂くのですが、事前交渉はすべて私が直接に行っています。

 2014年度は文部科学省がスーパーグローバルハイスクール(SGH)事業を開始した年です。本校もこれに応募しましたが、初年度は書類選考で通らず(同年SSHは指定)、翌年SGHアソシエイト(準指定校)に指定、翌々年に本指定となり、今年が5年目の最終年度です。本校の3コース制がスタートしたのも2014年度。文科省へ提出した『SGH構想調書』をしたためた者として、次世代育成のため普通科進学校が目指しうる本気度の高いグローバル教育について、本校の実践例を通して今後不定期ながら少しずつお伝えできればと考えています。