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学校推薦型選抜(公募制)

大学が求める出願条件を満たし、学校長の推薦があれば出願できます。出願条件として成績基準が設けられていることが多く、募集定員が比較的多い選抜方式です。既卒生(浪人生)の出願を可としている大学もあります。

国公立大学の学校推薦型選抜は原則として公募制のみで、多くが出願を現役生に制限しています。また、成績基準も厳しく、大学入学共通テストを課したり、学力試験を実施する大学もあります。

推薦条件

  • 国公立大学と私立大学(専願のもの)の場合、高1~高3の欠席及び遅刻・早退の合計数が、それぞれ30回未満であること。一つの項目でも30回以上である場合は、推薦資格を満たさない。
  • 国公立大学と私立大学(専願のもの)の場合、推薦条件の成績基準において大学が「全体の学習成績の状況」(評定平均値)を指定していない場合、以下を本校の推薦基準とする。
    • 成績が「特に優秀である」あるいは「○A(○の中にA)である」に類する表記がある場合は、「全体の学習成績の状況」が4.5以上
    • 「優秀である」あるいは「優れている」に類する表記がある場合は、「全体の学習成績の状況」が4.0以上
    • 上記以外の場合(記載されていない場合)は、「全体の学習成績の状況」が3.7以上

手順、申し出の締め切り日

  • 各自で情報を収集すること。
  • 推薦を希望する場合は、必ず募集要項の出願にかかわる箇所のコピーとともに、出願開始日の2週間前までに卒業時の担任(もしくは学年団教員。以下同じ)に申し出ること。この期限を過ぎた場合は一切受け付けない。なお、出願開始日の2週間前が本校の長期休暇(冬休みは例年12月21日~1月7日)と重なる場合は、長期休暇の前(2学期終業式は例年12月20日)までに卒業時の担任に申し出ること。
  • ただし、大学入学共通テスト前後の1月に出願期間が定められており、以下のいずれかの条件に当てはまる学校推薦型選抜に関しては、出願期間の最終日より4日前の15時までに申し出ることができる。特に1.、2.については、卒業時の担任もしくは推薦担当教員に確認すること。
    1. 出願開始日の2週間前までに申し出がなく、選考が行われず被推薦者が決定していない場合(出願開始日の2週間前までの申し出を優先する)
    2. 被推薦者の人数が、学校から推薦できる人数に満たない場合
    3. 学校から推薦できる人数に制限がない場合
  • 校内選考および書類の準備などに時間を要するため、余裕をもって卒業時の担任に連絡すること。

校内選考

  • 希望者が学校から推薦できる人数を超えた場合は、下記により面接、選考などを行う。
    • 各大学の求める人物像(アドミッション・ポリシー)をふまえ、書類(調査書記載の「学習成績の状況」や活動履歴など)と面接での受け答えの様子や内容(推薦大学・学部・学科への進学の意思や意欲など)で総合的に評価し、選考する。

注 意

  • 選考により本校からの推薦が確定した後に辞退することはできない。

総合型選抜

大学・学部が求める学生像(アドミッション・ポリシー)にマッチした受験生を選考する方式で、以前はAO入試と呼ばれていました。学校長による(高校からの)推薦がなくても出願することができ、専願の場合もあります。選考は、調査書を含む書類、大学での学びへの意欲、目的意識の高さ、入学後の成長度などが重視され、当該大学・学部にふさわしい人物かどうかが評価されます。小論文、面接の他にプレゼンテーションやディスカッションなどを課す場合もあり、選抜方法は学校推薦型選抜よりもバラエティに富んでいます。

手順、申し出の締め切り日

  • 各自で情報を収集すること。
  • 推薦を希望する場合は、必ず募集要項の出願にかかわる箇所のコピーとともに、出願開始日の2週間前までに卒業時の担任(もしくは学年団教員。以下同じ)に申し出ること。この期限を過ぎた場合は一切受け付けない。なお、出願開始日の2週間前が本校の長期休暇(冬休みは例年12月21日~1月7日)と重なる場合は、長期休暇の前(2学期終業式は例年12月20日)までに卒業時の担任に申し出ること。
  • ただし、大学入学共通テスト前後の1月に出願期間が定められている総合型選抜に関しては、出願期間の最終日より4日前の15時までに申し出ることができる。

注 意

  • 活動報告書や人物評価書など、学校が作成する書類を必要とする場合もある。

学校推薦型選抜との違いは

  • 学校推薦型選抜は学校長による(高校からの)推薦が必要だが、総合型選抜は不要のものが大半である。
  • 学校推薦型選抜では学業成績や課外活動実績などを踏まえて評価が行われるが、総合型選抜では学習成績に関する基準がないものが多く、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に沿って評価が行われる。
  • 学校推薦型選抜は出願から合格発表まで1か月程度と比較的短期間になる場合が多いが、総合型選抜は選考期間が長く、面接や面談が多い傾向にある。また、学校推薦型選抜の実施時期は11月ごろに集中するが、総合型選抜は主に9月~翌年2月の期間で各大学によって様々である。

必要書類

記入時の注意事項

  • 出願に関わる非常に大切な書類です。不備・不足の無いよう注意してください。
  • A4サイズ・片面で印刷してください。(拡大・縮小をしないこと)
  • 黒ボールペンで丁寧に記入すること。(熱で消えるフリクションボールペンは不可)
  • 訂正時は修正ペンや修正テープは使わないこと。

よくある質問

「専願」「併願」とは?

合格した場合、入学が義務付けられているものを専願といい、辞退できるものを併願という。専願の推薦で、出願から合格発表までの期間に、他の専願の推薦に出願することはできない。総合型選抜も入学を確約できることが条件(いわゆる専願)とされているものが大半であり、注意が必要である。詳細は、各自で大学の募集要項等を必ず確認すること。

学校推薦型選抜(公募制で専願のもの)、総合型選抜(専願のもの)で、出願後に進路変更することはできるか?

これらはどれも専願であるため、出願後にいかなる理由があろうとも入学の辞退をすることはできない。

学校推薦型選抜(公募制)や総合型選抜(専願のもの)において、いつまでに申し出をすればよい?

出願開始日の2週間前までに申し出ること。この期限を過ぎた場合は一切受け付けない。

ただし、大学入学共通テスト前後の1月に出願期間が定められた推薦で条件を満たすものに関しては、出願期間の最終日より4日前までに申し出ることができる。

出願開始日の2週間前が長期休暇と重なる場合は、いつ申し出をすればよい?

例えば、出願開始日の2週間前が冬休み期間と重なる場合は、2学期終業式(例年12月20日頃)までに卒業時の担任に申し出るとともに、3学期始業式(例年1月8日頃)までに必要書類を提出すること。なお、出願開始日が3学期始業式より15日以上後の場合は、原則通り、2週間前までに申し出なければならない。

学校からの推薦人数に制限がある場合の選考は、「全体の学習成績の状況」で決まる?

推薦条件を満たしていても、また「全体の学習成績の状況」が高くても、選考により推薦されないこともある。なお、現役生と既卒生から申し出があり、選考で同等の評価となった場合は、現役生を優先とする。

選考の結果、推薦が確定した場合、いかなる理由があっても出願を取りやめることができない。