京都大学大学院医学研究科 国際保健・社会疫学講座から中華人民共和国四川省成都市出身のDai Yingxue(戴 映雪)先生をお招きし、第11回外国人研究者によるグローバルセミナーを開催しました。

パンダの故郷でもある四川省成都市についての紹介の後、鳥インフルエンザやノロウイルスには社会文化的背景に留意して対応すべきであること、若者の性感染症防止には教育の役割が重要であること、などを説明されました。

日中の社会文化的背景の違いの認識の重要性については、生卵と思わずに日本の朝食で出される卵を割って服やテーブルを汚してしまう中国人旅行者のエピソードが紹介され、このセミナーのタイトルの意味が明らかになりました。国民の健康維持には、国(行政)のサービスだけでなくNPOなど民間の協力も重要であることがあわせて説明されました。

講演後、生徒から次々と質問が出て、1時間のセミナーは瞬く間に終わってしまいました。

  • 日 時:6月20日(火)
  • 講 師:京都大学大学院 医学研究科 Dai Yingxue(戴 映雪)研究員
    (中華人民共和国 四川省 成都市疾病予防コントロールセンター勤務)
  • テーマ: “She is cracking an egg”